毎日の保育お疲れ様です。
日々の保育に追われながらも、もう少し収入があったらいいのにな・・・と思うことありますよね。
副業に興味があるけど本当に大丈夫なのかな?
園にバレない?
今の仕事でも大変だけど、副業なんてできるかな?
現役保育士仲間に、副業について聞いてみたらこんな答えが返ってきました。
「副業しても大丈夫なの?」
この一言には、色々な意味の大丈夫?が含まれているように感じました。
今日はそんな保育士さん向けに、副業に対してどんなことが心配なのかについてを紐解いていきたいと思います。
目次
副業は本当に大丈夫?気になる5つのポイント
「保育士が副業をしても大丈夫?」という疑問は、最近多くの保育士が直面している問題です。
まず、保育さんが「副業って大丈夫?」と感じる具体的な内容を5つピックアップしてみました。
きっと副業についての心配ごとの多くはこのようなことではないでしょうか。
でも大丈夫です!
皆さんが抱える心配事とその対策を解説し、副業を成功させるためのアドバイスをお届けしていきます。
①法律や勤務先のルールに違反しないか?
就業規則、大丈夫?
まず一番大事なのは、今の職場で副業がOKかどうか。
保育園や施設によっては、「副業禁止」と明確にルールに書いてあることもあります。
なので、副業を始める前に、就業規則を一度確認してみてください。
私立の場合と公立の場合
一般的に私立の保育園の場合、副業を認めているところも多いですが、具体的な割合は明確なデータがないため一概には言えません。
一般的には、3~5割程度の私立保育園が副業を許可しているとされているようです。ただし、これも地域や運営方針によって異なるため、注意が必要です。
一方、公立の保育施設に勤務する保育士は、公務員という位置づけになるため「地方公務員法」に基づき、基本的には副業が法律で制限されています。
参考文献:「地方公務員法 | e-Gov 法令検索」
ただし公務員でも、副業が特定の条件下で許可される場合もあるため、勤務先の規定に従うことが重要です。もし規定に書いてあるのに副業をしてしまった場合は、処分を受ける可能性があるので気を付けてください。
解決策
- 勤務先の就業規則を確認し、副業が許可されているかどうかを確認する
- 許可されていない場合でも、一部の副業が認められる場合もあるので上司などに相談してみる
副業に関して、就業規則で禁止されている場合でも、副業の種類によっては可能なものもあります。
公務員が行っても良いとされる副業
- 家業の手伝い:
- 家族が営む事業に関しては、条件によって許可される場合があります。ただし、収入が多くなると本業に影響が出るため、注意してくださいね。
- 株式投資:
- 短期取引や頻繁な売買は、職務に影響を与える可能性があるため、注意が必要なことと、職務上知り得た情報を利用して取引を行うことは、インサイダー取引に該当し、法律に触れる可能性があるため注意が必要ですが、株式投資は、基本的に許可されている場合が多いです。
- 講師活動:
- 資格を持っている場合や専門知識がある分野での講師活動は、許可されることがあります。教育機関や地域の研修などで講師を務めることができるため、経験を生かす良い機会となります。
このように、可能な副業もあるので、そういった目線で考えてみるのもいいと思います!
②本業に影響が出ないか?
体力的・時間的に大丈夫?
・副業が負担になり本業に支障が出てしまうかも・・・
・季節によって行事等が増え、持ち帰りの仕事や残業が増えることも。そうなると、コンスタントに行う副業は期日が間に合わなくなってしまうかもしれない・・・
・副業はしたいけど、時間をうまく使えるか心配・・・
と言うような心配もたくさんあるかと思います。
解決策は今の自分が一番大切
そこで解決策として一番大切なのは、自分の体や心の健康を第一に考えること。無理なくできる副業を選ぶことが大切です。
副業を選ぶ際には、時間や労力をうまく調整できるものを選びましょう。
自分のスケジュールに合わせて働けるオンラインの仕事
在宅ワーク
短時間で成果を出せる仕事(一日限定の仕事)
期日がない仕事
このようなジャンルの副業は、今の自分のライフスタイルに合わせて働くことができるので、保育士の副業としては人気が高くなっています。
また、時間管理をしっかり行い、休息の時間を確保することで、仕事と副業をバランス良く両立させるようにすることも副業をするときのコツと言えます。
ちなみに私は、ブログ運営という副業を行っていますが、仕事が休みの日や、一日の家事が終わってから寝るまでの間の時間を有効的に使って行っているので、体力的にも、精神的にもなんの負担もない状態です!
むしろ楽しんでやっています!
③自分に合った副業があるのか
自分なんかに何ができるんだろう・・・?
保育士さんって謙虚な人が多いので、保育士というだけでもすごいのに、私なんて・・・と考える人が多いようです。
そのため、自分に合った副業なんてあるのかな・・と不安になってしまう傾向が。
さらに、「何ができるか分からないし、考える時間もないし・・・」
「副業を探すのが大変そう・・・」
「自分に合った副業が分からない・・・」
などなど。
やってみたい思いはあるものの、一歩が踏み出せないという声も良く耳にします。
でも、そんな風に感じていても大丈夫!
保育の仕事をしているだけで、それはもう特技!
保育という仕事をしているだけで、それは先生の特技ですよ!
製作をしたり、衣装を作ったり、おおたよりを作ったり、運動会のプログラムを考えたり、懇談会や保育参観をしたり・・・先生の仕事って多種多様じゃないですか!?
なので、保育で培ったスキルは十分副業に生かせると私は思っています!
例えば、育児や子育てに関するアドバイザーやブログライター、オンライン講師など、子どもに関わる副業はもちろんのこと、コミュニケーション能力や人をサポートするスキルが求められる副業も適しています。また、副業を通じて新しいスキルを学び、キャリアの幅を広げることもできます。
保育士の副業でスキルアップもできたら一石二鳥ですよね!
保育士におすすめの副業はコチラの記事で紹介しているので、自分に合った副業がないか参考にしてみてください。
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④税金や社会保険への影響は大丈夫?
税金が高くなる?確定申告が必要?
副業をして収入が増えることで「税金が高くなるんじゃないか?」「社会保険の支払いが増えるのか?」と心配になりますよね。
副業で得た収入について「確定申告が必要になるの?」という疑問も出てくると思います。
私もそうなのですが、保育士さんってお金に関する知識が乏しい人が多いんです。なので、確定申告とか、社会保険料とか、言葉だけは聞いたことがあっても、具体的に理解してない傾向が・・・
(もちろん得意な人もいると思うので、勝手なイメージも強いのですが・・・すみません。)
そこで苦手な人向けにできるだけ分かりやすい表現で、社会保険や確定申告について説明していきたいと思います。
収入によっては保険料も高くなる
まずは社会保険について。社会保険は収入に応じて金額の区分が変わってくるので、収入が増えると社会保険料(例えば健康保険や年金)の負担が増える可能性もあります。
つまり副業でかなりの収入を得た場合には、少し支払いが増えることも考えられます。
ただし、副業での収入が20万円を超えていない場合は大きな影響はないので安心してください。
確定申告が必要な場合も
副業での収入は、収入が20万円以上になった場合、確定申告が必要と法律で定められています。
1か所から給与の支払を受けている人で、給与所得および退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円を超える人
2か所以上から給与の支払を受けている人のうち、給与の全部が源泉徴収の対象となる場合において、年末調整されなかった給与の収入金額と給与所得および退職所得以外の所得金額との合計額が20万円を超える人
(注) 給与の収入金額の合計額から、雑損控除、医療費控除、寄附金控除、基礎控除以外の各所得控除の合計額を差し引いた金額が150万円以下で、かつ、給与所得および退職所得以外の所得金額が20万円以下の人は、申告の必要はありません。
確定申告が必要な方|国税庁 (nta.go.jp)
所得税法を引用させてもらいましたが、何を書いてあるのか・・・読んでもよく分からない・・・と感じるかもしれませんね。
つまり、副業で年間20万円以上の収入があった場合には、税務署で「確定申告」をする必要があるということです。確定申告とは、1年間の収入をまとめて報告し、必要な税金を計算して支払う手続きのことです。
副業の種類によっても変わってくるので具体的にお話します。
例えば、アルバイトなどの給与という形で副業をした場合、給与から所得税が引かれてしまっている場合があります。20万円以下の場合は所得税を払う必要がないのに給与から天引きされてしまっているのため、確定申告をして、払いすぎた所得税の還付を受ける必要があります。
逆に、メルカリなどでハンドメイドの商品を売ったりする副業は所得税が引かれていないため、20万円以下なら確定申告の必要はありません。
働き方と収入額によって確定申告が必要か、不要かが変わってくるということが分かってもらえればと思います。
⑤副業が園にバレないか心配
できれば内緒にしたいけど・・・
就業規則で副業が可になっているのであれば、バレることをさほど心配することもないかと思いますが、副業ってこっそりやりたいという願望がありますよね。
その気持ちよく分かります。
確定申告をすることで、副業がばれてしまうのではないか。という疑問についてもお答えしたいと思います。
税金の関係でバレてしまう可能性もあり
結論からいうと、税金の関係でバレてしまう可能性はあります。
ただし、確定申告をしたからといって、自動的に勤務先の園に情報が伝わるということはありません。
税務署と勤務先は別の組織なので、個人の副業収入が勤務先に知られることは基本的にないと思ってもらえればいいと思います。
ただし、副業の収入があまりに多い場合は、確定申告をすることで、年末調整を行う際にあなたの収入が明らかになる場合があります。つまり、確定申告を行う行為自体が副業をしていることがバレる直接の原因になることは少ないのですが、税金の計算に影響を与える可能性があるため、注意が必要です。
ただ、あくまで20万円を超えた場合に限るので、それ以下なのであれば、特にバレることもないと思って下さい。
もし、ものすごくたくさん稼ぐ副業をしようと思っているのであれば恐る恐るするよりも、こんな副業をします!と宣言してから始める方が心が軽いかもしれないですね。
短期間で、ものすごく稼げる副業を手に入れたのであれば、それを本業にしてもいいのかも・・・と思ってしまいますが(笑)
仕事の種類でもバレる可能性あり
副業がばれてしまう原因として考えられるもう一つの原因は、どこかに勤務するという副業方法の場合です。
どこかに勤務するということは、園の関係者に出会ってしまうリスクもあります。以問題になっていましたが、保育園の先生が夜のお仕事をしていて、園児の保護者に会ってバレてしまったということも・・・
誰かに会ってバレてしまうというリスクを回避したい方は、在宅でできる仕事を選ぶようにするといいと思います。
もう一つ、近年はSNSなどの普及が進んでいますよね。「友達しか見ていないからいいかな・・・」と投稿したものの、友達が保護者とつながっていた・・・なんていう形で副業のことが園にバレてしまうケースもよくあるようです。なので、SNSを使って情報を発信するときは、特定されないように注意も必要です。
気をつけたいポイントと解決方法まとめ
保育士が副業をすることに対する先生方のギモンや不安をいくつか紹介してきました。最後にもう一度副業のポイントをおさらいしていきましょう。
保育士の副業は時代のニーズに合っており、個人的には何ら問題ないように思います。
就業規則で禁止されている園も、交渉次第では副業もどんどん推進されていくのではないでしょうか。
ただ、これだけは先生方の心に止めておいてほしいと思います!!
保育士として働きながら副業を考えるときに大事なのは、「無理をしないこと」です。
体も心も疲れきってしまったら、せっかくの副業も長続きしません。本業があってこその副業ですから、まずは自分の健康を大切にしながら、楽しんでできる副業を見つけてみてくださいね。
そして、副業を始める前に必ず職場のルールを確認し、時間管理をしっかり行って、副業が本業に悪影響を与えないように気をつけましょう。みなさんの生活が少しでも豊かになる副業ライフを応援しています!
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