保育職に転職したい
もっといい保育園に転職したい
いい職場を探したい
今の園は人間関係が苦手だから、働きやすい職場に転職したいなどの理由で保育業界内で転職することは、想像以上によくあることです。
とりあえずどこでもいいから就職したい!そんな思いで就職したものの、思ってた環境と違ったとなってしまうのは仕方のないこと。
どうせ転職するなら、この先もずっと働き続けられる職場がいいですよね。
そこで今回は転職経験者でもある「mozせんせい」がどんなことに気を付けて転職先を見つけたのかを紹介していきたいと思います。
目次
求人サイトでチェックするコツ・アドバイス
まずは求人サイトで、求人情報のチェックのコツから紹介していきますね。
目的を明確にする
転職の一番の目的を明確にしましょう。
- スキルアップのため
- 給与アップのため
- 残業回避のため
自分自身の目的を明確にしておかないと、希望する園の検索の軸がぶれて、結局何を探しているのか・・・という事態になってしまいます。
おすすめは、今の自分の心境を紙に書きだすこと。
このように紙に書きだし、自分が何を望んで転職したいのかはっきりさせてくださいね。
給与額と各種手当、昇給はあるか
保育士求人サイトに登録した際にまず一番に目を付けるのは給与額ではないでしょうか。薄給と言われる保育業界。激務をこなすならそれ相応の給与は必要だと私も感じています。
基本給、残業手当、休日出勤手当などの各種手当、賞与など、気になる給与体制はしっかりチェックしましょう。
一人暮らしなどを予定している場合は、住宅手当が出る園もあるので、そういった手当も見落とさないようにしたいですね。
令和4年2月から収入を3%程度(月額 9,000 円)引き上げることを目的とした保育士等処遇改善臨時加算という制度も導入されているので、処遇改善手当が正当に支払われているのかもチェックしたいですね。
残業は?勤務時間をチェック!
残業が多すぎて帰宅が22時過ぎる・・・なんていう声もたまに耳にしますが、残業があるのか、ないのかもしっかりチェックしましょう。
残業手当が出るのであれば、多少の残業は給与アップにつながりますが、たーっぷり残業したい!!と思う人の方が少ないのではないでしょうか?
保育士の資本はやっぱり体です。
終業時刻があまりにも遅い場合は、睡眠時間の確保が難しくなり、体調を崩すことにもなりかねません。体調がすぐれないと、保育の質もグンと下がり、事故・不適切保育につながります。
勤務時間がしっかりと決まっているところ、早番・遅番などの体制が自分のライフスタイルに合っているか、をチェックするといいですよ。
求人情報の掲載期間
それに加えてもう一つチェックしてほしいのは、何人もの求人を常に出している園は注意が必要ということ。
毎年、常に何人もの保育士が足りていない園って、内部事情はどうなっているの?と感じませんか?
とりあえず載せている・・・という園もあるかもしれませんが、常に求人を出しているということは、辞めてしまう先生が多いという象徴だと思います。
園や事業の拡大を進めていて、大量の保育士が必要・・・などという例外は除いて、毎年3~4人の求人が出されているということは、毎年それだけの先生が辞めているということです。
大きな企業での3~4人の求人はよくあることかもしれませんが、職員数が平均して20人前後の保育園や幼稚園の場合だと、かなりの割合になりますよね。
またそういった園に限って「残業なし!」「持ちかえりなし!」などかなり極端に条件が良い、という場合もよくあります。
条件につられて入職したものの、人間関係が酷くそれに耐えきれず辞めてしまう先生が多いのでは・・というとらえ方をしてみる必要があるかもしれませんね。
実際に行動するときのコツ・アドバイス
求人サイトで候補は決めた!でもそのまま応募していいのかな?
初めての経験の場合は、どうしたらいいのか分からないですよね。
一歩が踏み出せない!という方に、私自身が転職活動をして感じたポイントをいくつかまとめてみたいと思います。
気になる園があれば、まずは見学
まず「気になる園があれば、見学に行く」これが大前提です。
やはり求人情報の紙面上だけで様々な情報が一致したとはいえ、園の実際の雰囲気を見ないまま就職先を決めてしまっては危険です。
多少の時間がかかるかもしれませんが、必ず園見学をさせてもらうことをお勧めします。
自分が今後長く働きたいと思っているのならなおさら。
求人サイトに登録されている園の場合は特に、転職希望の保育士さんがエントリー前に現場に足を運んでくことは慣れたものです。
もし当日に、面接の日などを言われてしまうかもしれないという不安がある場合は、「園に訪問してみてから、面接を受けるかどうか決めたいです」と電話やメールで一言伝えておくといいでしょう。
園では働いている先生の年齢層と求人数
まず働いている先生の年齢層に目を向けてください。
・若い先生が多くないか
・保育士の年齢層は幅広いか
ここが大事なチェックポイントです。
若い先生が多いということは、辞めていく人が多く常に新人を採用しているということにつながります。逆を言えば、 条件も良く、人間関係も良好な園の場合は年齢層が幅広い傾向があります。
以前私が働いていた幼稚園も同じような状態でした。
4~6年以上勤めている先生の方が少なく、半分以上が1~3年目の先生でした。就職先を決めた当時は、「同年代の先生ばかりで親しみやすそう!」と思い、そんなこと気づきもしませんでしたが・・
実際に働いてみると上下関係がとても厳しく、毎年3~4人の先生が辞めていく・・・というのが現状でした。ベテランの先生が1~2人いて、あとは若い先生ばかり・・・という場合は、要注意かもしれません。
園長先生、主任の先生はどんな雰囲気かチェック
これは誰もが一番気になることだと思います。
保育士さんが転職したいと思う理由に多いのが、やはり人間関係の悩みです。各園の人間関係は上に立つ立場の先生がどんな雰囲気の先生なのか、というところで決まるといっても過言ではないと思います。自分自身でその園の雰囲気を肌で感じてみてください。
例えば、会話が全体的に上から目線だったり、威圧的であったり、感謝の言葉や褒め言葉などがなく常に命令口調だったり・・・という、明らかに絶対的権限を握っていそうな雰囲気の場合は少し注意が必要です。入職してからも、親身に話を聞いてもらえなかったり、頭ごなしに叱られてしまったり・・・ということにもなりかねません。
逆に、だれに対しても平等な態度で、面倒見がよさそうな園長先生、主任の先生がいる園は安心して働ける可能性が高いかと思います。
その日だけ取り繕っている場合もあるので、見極めは難しいかもしれませんが、人を見抜く力を最大限に引き出して判断できるといいですね。
先生同士の人間関係と、子どもの様子
- てきぱきとしていて、ある程度の上下関係がほしいと思う人
- 和気あいあいとしていてアットホームな雰囲気を好む人
- 上下関係が厳しくなく、同僚とプライベートでも仲良くしたい人
どんな雰囲気の人間関係を求めるのか、というところは人それぞれですよね。
ただ一つ、今後その現場で働いていく中で、一番関わることが多いのが役職の無い先生たちだという点も忘れないでください。例えば、先生同士がどこかぎくしゃくとしていたり、若い先生が先輩の先生に対してものすごくペコペコとしていたり・・・という妙な雰囲気はないかどうかも気にしてチェックしてほしいと思います。
保育という現場は、人とのつながりを大切にしなければ成り立たない場所です。その限られた空間の中で、先生同士がしっかりと連携できているか、密なコミュニケーションがとられているか、というところが、今後の働きやすさにつながるのではないでしょうか。
いつも楽しそうにおしゃべりしている・・・ということではなく、保育の現場で必要な会話を、暖かい雰囲気で適度にとれているかどうか、ということがチェックポイントです。
例えば、すれ違う先生が感じよく挨拶をしてくれる園はきっと日頃から暖かい雰囲気でコミュニケーションがとられている可能性が高いでしょう。
また、そういった先生同士のつながりがしっかりとしている園では、子どもたちが活き活きとしているはずです。担任の先生だけでなく、周りの先生みんなが園全体の子どもたちに目が向いていて、どの先生との信頼関係もしっかりと築かれている場合が多いかと思います。人間関係にこれが正解というものはありませんが、自分に合った雰囲気の先生たちなのかという点に目を光らせて、後悔しないように園探しをしてほしいと思います。
聞きたいことは事前にメモしておく
せっかく時間を割いて園見学をしたのに緊張してしまってよく分からなかった・・・・ということにならないよう、これまでに紹介してきたチェック項目に加え、質問したいこと、見ておきたいことををあらかじめ考えて紙に書き出し、見学の際に持参してくださね。
園見学に行ったあなたの気分は、探偵か取調室の検察官!!というくらいラフな捉え方がいいかもしれないですね。
園見学に行くまでに費やした時間を決して無駄にしないようにしましょう!
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