発達支援系の資格って、名前がよく似ていて、結局どれがいいか分からない
そう感じることはありませんか?
そこで今回は、発達支援系の資格の中でも良く耳にする【四谷学院の発達障害児支援士】と【人間力認定協会の児童発達支援士】の違いについて分かりやすく解説します!

どちらも発達支援に役立つ資格ですが、内容や目的が少し異なるため、あなたの目指す方向性に合わせて選ぶのがおすすめです。
目次
発達支援系の資格の違いは?
発達支援が必要な子が増えているから、専門的な知識を身に付けたい。
現場で働いていると、そういった声をよく耳にするようになりました。
でも、「発達支援 資格」と検索をすると、何やら似たような資格ばかりがズラリと並んでいいて、違いが分からず結局手を付けられずにいる・・・・
という相談を受けることもしばしば・・
そこで発達支援系の資格でも特に人気のある【四谷学院の発達障害児支援士】と【人間力認定協会の児童発達支援士】の違いを、保育士目線で解説していきます。
比較の一覧
まずは2つの資格について一覧でサッと確認していきましょう。
項目 | 四谷学院の発達障害児支援士 | 人間力認定協会の児童発達支援士 |
---|---|---|
対象分野 | 発達障害(自閉症、ADHD、学習障害など)に対応したクラス運営 | 発達障害を含む幅広い発達支援全般 |
学習内容 | 発達障害の特性理解 2歳~小学校中学年までの子どもを対象とした支援スキル(2~10歳程度) | 発達全般の知識 療育方法 保護者支援 |
資格取得の目的 | 発達障害に関する専門的知識を学び、現場で活かす | 実践的なスキルを習得し、幅広い発達支援を行う |
受講形式 | オンライン講座(各15分の動画視聴) テキストなし 質問対応なし | オンライン講座(テキスト中心、動画視聴) |
取得にかかる期間 | 約6ヶ月(自分のペースで学習可能) | 約3ヶ月(学習ペースによる) |
受講費用 | 約98,000円(キャンペーンで割引あり) | 約37,800円 |
公式サイト | 四谷学院の公式サイト | 児童発達支士公式サイト |
向いている人 | 発達障害に特化した知識を深めたい保育士や教育者 | 幅広い発達支援スキルを学びたい保育士や保護者 |
四谷学院の発達障害児支援士とは?

四谷学院の発達障害児支援士は、教育現場における発達障害に特化した資格です。
保育や教育現場で役立つ実践的な知識を学ぶことができ、現場で子どもたちを支援する力を養います。
特徴
- 発達障害(自閉症、ADHD、学習障害など)に対応したクラス運営方法。
- オンラインで学べるスモールステップカリキュラムで、忙しい保育士さんにもピッタリ。
- 理論と実践の両方をバランスよく学べる
- 認定試験はレポート形式
- 資格取得後、会員限定ページにてアフターサポートあり
四谷学院は、教育分野で60年以上の実績を持つ信頼の教育機関。
学校法人武蔵野東学園の先生方が現場で実践され、「本当に効果があった」と認められた発達障害児への支援に関する根本的な考え方と現場で使える具体的なノウハウがギュッと詰まった資格です。
事例をベースに学んでいくことができるので、実際の場面を想定しやすく、すぐに現場で使える内容になっています。
こんな人におすすめ

- 発達障害のある子どもをサポートしたい人
- 現場での支援力をアップさせたい先生
- 子どもの特性に合わせた対応を学びたい先生
- 子どもの問題行動だけでなく保護者との関係についても学びたい先生
基本的には発達支援の必要な子がいる施設(保育園・幼稚園・学校等)に勤務する支援者向けの内容になっています。

発達障害のお子さんを抱える保護者というよりは、現場での支援スキルを学びたい人向けですね。
この資格を取るとどうなる?
- 子どもの特性を深く理解し、適切な支援ができるように
- 保護者からの信頼を得られ、相談対応に自信が持てる
- 自分のキャリアアップにもつながり、現場での評価が高まる
四谷学院の発達障害児支援士の資格を取得することで、「その場しのぎの方法」や「場当たり的な指導」ではない、体系的かつ「その子の未来につながる指導」が身に付きます。
結果として、クラスにいる気になる子への関わり方や環境設定について今までとは違う目線で捉えられるようになり、子どもの姿にも変化が出てくるようになります。
発達障害児や、気になる子への対応を知っていることで、クラス運営もうまくいくようになり、結果として先生方の評価が上がったり、施設全体の質が向上すると言えます。

あの先生なんだか子どものとのかかわりが変わったような・・・と感じてもらえるきっかけになるかもしれませんよ。
人間力認定協会の児童発達支援士とは?

人間力認定協会が提供する児童発達支援士は、発達障害に限らず、発達全般に対応できる支援スキルを学べる資格です。
特徴
- 幅広い発達支援に対応可能
- テキスト中心のオンライン講座
- 療育施設や放課後等デイサービスで活用できる
- 対象年齢は6歳以上がメイン
- 認定試験は選択制
特徴としては、発達障害のあるお子さんや、気になる姿があるお子さん向けの具体的な対応方法を学ぶことができます。
そもそも発達障害とは何なのか、という基本的な知識から家庭や施設等で実践できる対応方法がメインとなっています。
こんな人におすすめ
- 幅広い発達支援スキルを学びたい人
- 家庭での子供の対応に困っている人
- 福祉施設や療育施設で働いている人
- 子どもの成長を包括的にサポートしたい人
先ほど紹介した四谷学院の児童発達支援士と比べると、資格取得者の対象者が幅広い印象です。
発達障害のある保護者向けとしては、とても濃い内容だと思います。
この資格を取るとどうなる?
- 発達障害だけでなく、あらゆる子どもへの支援力が高まります。
- 福祉や療育の現場で即戦力として活躍できるようになります。
- 子どもたちの笑顔を増やすことができ、やりがいを感じられます。
児童発達支援士の資格は、発達障害と診断がついているわけではないが、なんとなく気になる・・という子や、そうでない子にとっても、日常生活で身に付けておくといい関わり方等を習得することができます。
子供が自分で考えて動く力を身に付けていくための関わり方などを学ぶことができることも魅力です。
子どもと関わる全ての人が知っておいて損はない内容になっています。
どちらの資格を選ぶべき?
ここまで2つの資格について紹介してきましたが、じゃあ自分にはどちらがいいのかという判断が難しいですよね。
なので、現役保育士として、2つの資格がどんな人に向いているのかをお伝えしていきます。
四谷学院の発達障害児支援士が向いている人
- 発達障害に特化した知識を深めたい
- 忙しい毎日の中でスキマ時間に学びたい
- 教育現場や保育園で働いている
- 気になる子がいるクラス運営に困っている
以上のような内容に当てはまる人は【四谷学院の発達障害児支援士】に向いています。
保育士さんとしてスキルアップをしたい方は少し受講価格が高いですが、対象年齢や、学習内容を考慮して、【発達障害児支援士】がおすすめです。
※無料資料請求あり
人間力認定協会の児童発達支援士が向いている人
- 幅広い発達支援の知識を身につけたい
- 子どもの成長を包括的にサポートしたい
- 子どものとのかかわり方が分からず困っいる
- 毎日、目の前の子どもにイライラしてしまう
以上の内容に多く当てはまる場合は、【人間力認定協会の児童発達支援士】が向いています。
日々の関わり中で、お子さんとの関わりが難しくて悩んでいる方や、小学生以上のお子さんと毎日関わる方は幅広い知識が得らる【児童発達支援士】がおすすめです。
※キャンペーン等不定期開催あり
資格取得でスキルアップ
四谷学院の発達障害児支援士と人間力認定協会の児童発達支援士は、どちらも素晴らしい資格です。
- 発達障害に特化して深く学びたいなら、四谷学院の発達障害児支援士。
- 幅広い発達支援スキルを学びたいなら、人間力認定協会の児童発達支援士。
どちらも、現場での悩みを解決し、子どもたちの未来を明るくする力を身につけることができます。
ぜひ、自分の目指すキャリアに合った資格を選んでみてくださいね!



