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「加配保育士って具体的に何をするの?」
「自分にもできるかな?」
「どんな風に子どもに関わるべき?」
こんな疑問を持っている保育士さん、多いのではないでしょうか?
今回は、加配保育士の朝から夕方までの1日の流れを、リアルな現場目線でお伝えします。支援が必要な子どもにどう関わるべきか、担任との連携はどうすればよいのか、「加配」という立場ならではの悩みや工夫、やりがいも含めて解説します。

これから加配にチャレンジしたい方も、すでに加配をしていて「これでいいのかな?」と悩んでいる方も、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
加配保育士の役割と特徴をおさらい
加配保育士とは、特定の子どもに対して個別に支援を行う保育士のことです。
主に「気になる子」「発達に特性のある子」「集団生活に不安がある子」などを対象に、園生活を安心して送れるようサポートします。
担任と比べると、クラス全体を見るよりも“その子”の心身の安定や環境への適応に寄り添う役割が強いのが特徴です。たとえば…
- 突発的な行動への見守りや予防的支援
- 不安や混乱が出やすい場面での声かけ・安心要素の提供
- 活動や生活場面でのサポート(手順の整理・見通しの提示など)
とはいえ、「つきっきり」ではないのも事実。
その子が自立して集団に入っていけるよう、あくまで後押しの存在であることが求められます。
加配保育士についてもっと知りたい方は、こちらの詳細記事を参考にしてください。
▶加配保育士とは?具体的な役割の詳細
午前保育での役割

実際に加配保育士はどんな仕事内容なの?という疑問もあるかと思うので、実際の一日の流れを大まかに知っていきましょう。
8:00~ 登園対応|まずは安心して園に入れるように
加配保育士の1日は、登園の受け入れ対応から始まります。
この時間帯は、保育士との分離が難しかったり、不安が強く出たりする子が多いため、最初の関わり方が1日の安定に大きく影響します。
例えば…
- 保護者からその日の体調や様子を聞き取り、担任と情報共有
- 登園のルーティン(靴の履き替え・持ち物整理など)を一緒に確認
- 安心できる環境にスムーズに入れるよう、声かけやスモールステップで誘導
など、ちょっとした朝の時間の関わりも担任保育士とは心掛けることが少し違ってきます。
「今日はスムーズだな」「ちょっと不安定かも」と、子どものその日の状態を観察することも大切な役割です。
その情報が、以後の活動支援のヒントになります。
10:00~ 主活動の時間|集団との距離感を見極めるサポート
加配保育士にとって、主活動の時間は最も観察と判断が求められる場面です。
たとえば…
- 制作や運動など、活動内容に応じてその子が参加できそうか見極める
- 難しそうなら、代替の活動やスモールステップでの関わりを考える
- 無理に参加させるのではなく、「どうすれば参加しやすくなるか」を担任と一緒に探る
重要なのは、“その子が主役”にならないようにしつつ、孤立させないこと。
「みんなと一緒にやりたいけど、うまくいかない」
そんなジレンマを抱える子も多いからこそ、「ここにいて大丈夫」という感覚を支える関わりが欠かせません。
午後保育での役割

食事や睡眠の時間も、子どもによっては苦手な場面です。
加配保育士は、その子の“つまずきポイント”に気づき、できるだけ見通しと安心感を持てるように支援します。
12:00~ 食事の時間|介助?見守り?その子に合わせた関わり方
食事の時間は、加配保育士にとって“観察とサポートの腕の見せどころ”。
たとえば――
- 食具をうまく使えない子には、どのくらい手を出すか?
- 食事中に立ち歩いてしまう子には、どう声をかけるか?
- アレルギーや食事制限がある子に、誤配膳がないようどう確認するか?
関わりすぎると自立の芽を摘んでしまうし、放っておくと集団の流れに乗れない。ここの判断がとても難しいところ・・・
「今、この子にどんな関わりが必要か?」をその都度見極めるのが、加配保育士の役割です。
また、他の子の視線や反応も気になる場面。「どうしてあの子だけ特別なの?」といった空気が生まれないよう、クラス全体への配慮も欠かせません。
場合によっては、担任と相談しながら、あえて少し離れた位置から見守る選択も。

その日の様子・体調・機嫌に合わせて、“ぴったりの距離感”を毎日探っていくイメージですね。
12:30~ 午睡の時間|本当に休めるのは、子ども?大人?
「子どもが寝たから、加配保育士も休憩できる」――なんてことは、実は少ないのが現実です。
午睡の時間も、子どもの状態を観察し続ける大切な時間。寝入りが遅い子、睡眠が浅くて何度も起きる子、寝言でパニックになる子…
配慮の必要な子ほど、この時間も気が抜けません。
特に発達支援の対象児の場合、
- 布団に入るのを嫌がる
- 他の子にちょっかいを出す
- 眠気でかんしゃくを起こす
など、“静かな時間” にはならないことも多々あります。
そんな中で、
- 「どうやったらこの子が安心して眠れるか」
- 「眠れない時間をどう穏やかに過ごせるか」
ということを考えるのが、加配保育士の大事な仕事になってきます。
また、午睡の時間を活用して、その日の気づきを記録に残したり、午後の活動の準備をしたりと、裏での仕事も山積みです。
子どもを見守りながら、園全体の流れにも目を向ける――

加配保育士は、「静かな時間」にも、見えない役割を果たしている存在なんですよ。
また、この時間は担任保育士が他の子の対応に追われがちなので、加配保育士の存在が非常にありがたがられる時間帯でもあります。
夕方保育での役割

14:30~ 午睡明け|眠りの深さに差…それぞれのペースで起こす
14時半ごろ、少しずつ子どもたちが目を覚ましはじめる時間。
でも、加配がついている子どもの中には、スッと起きられる子ばかりではありません。眠りが深かったり、寝起きの感覚が不快だったりして、目覚めた直後にぐずる子もいます。
加配保育士は、その子の状態を見ながら、声かけや関わり方を調整していきます。
- 起きるタイミングに合わせて、声をかけるタイミングを調整
- 肩に優しく触れたり、タオルを整えたりしながら自然に目覚めを促す
- 目覚めたら「起きられたね」と肯定的な声かけを
- 表情やしぐさを見て、無理に動かさず“待つ”選択をする
子どもによっては、起きた後も不機嫌だったり、しばらく体が重そうだったり・・・
無理なく午後からの活動へ移行できるよう、一人ひとりのペースに寄り添う姿勢が求められます。
15:30~ 降園までの時間|トラブル予防と、安心できる時間づくり
15時前後のおやつが終わると、自由遊び中心の時間に。
保護者の迎えが近づくなかで、不安定になりやすい子もいます。特に加配が必要な子にとっては、「切り替え」がスムーズにいかないこともあるため、注意深く様子を見る必要があります。
この時間帯に意識していることは
- 「ママまだかな?」と不安そうな表情には、言葉と表情で安心を届ける
- 不安からイライラが出る子には、そばについて気持ちを代弁したり、静かな活動に誘導
- 他児とのトラブルが起きそうな場面では、予兆を感じた時点で介入
- 降園準備に時間がかかる子には、早めに声をかけて焦らせずに促す
このようなことに気を付けながら保育を進めていきます。
16時以降は、少しずつ保護者が迎えに来る時間。
加配保育士としては、保護者と軽く情報を共有することも大切な役割です。「今日は○○のとき、少し不安そうな様子でした。でもそのあと絵本を読んで落ち着けましたよ。」
そんなひと言が、保護者の安心にもつながります。
まとめ:加配保育士の1日は、観察と判断の連続

加配保育士の大まかな一日の流れについてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
加配保育士の仕事は、「特定の子のそばにいればいい」「その子だけ見ていればいい」と思われがちですが、それだけではないこと十分に理解していただけたかと思います。
一人ひとり違う発達のペース、予測しづらい行動、クラス全体とのバランス——
そのすべてを見ながら、「今どう関わるか」を瞬時に判断し続ける、まさに観察と判断の連続です。
加配保育士に求められるのは、
- 状況を“瞬時に判断”する力
- 子どものサインを“丁寧に読み取る”観察力
- 担任や保護者と“適切に連携”する調整力
- 「少し見守る」「今は寄り添う」など、関わりの距離を選ぶ判断力
といった、担任保育士とはまた違ったスキルが求められます。
さらに、記録や保護者対応など見えにくいタスクも多く、
「ただ横にいるだけでしょ?」というイメージとはかけ離れた現場のリアルがあります。
でもそんな中で――
子どもがふと見せてくれる笑顔、クラスの中で自然に過ごせた一日、
「今日もありがとう」の一言が、保育士としての誇りを支えてくれるのです。
特別な存在ではなく、“特別な視点”を持つ保育士へ。

一人を見るのではなく、“一人に寄り添う”視点を持ち続けたいですね。
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私自身も、気になる子とのかかわり方に悩み、試行錯誤していた時期に「もっと専門的な知識や視点があれば、落ち着いて関われるのに・・・」と感じていました。
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