中堅保育士の役割とは?後輩の成長を促す肯定語の使い方

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中堅保育士として日々頑張る皆さん、後輩の指導や育成で悩むことはありませんか?

「どう声をかけたらいいのかわからない」

「気を遣いすぎてしまう」

と感じることもあるでしょう。

でも、後輩にとって中堅保育士からの言葉はとても大きな影響力を持っています。

特に、肯定語は後輩の成長を後押しし、職場全体の雰囲気を明るくする力があります。小さな一言でも「見てくれているんだ」と感じられると、後輩のやる気がぐっと上がるものです。

この記事では、後輩の成長を促す具体的な肯定語の使い方や、中堅保育士として果たすべき役割について詳しくお伝えします。

mozせんせい
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あなたも「後輩との信頼関係を築きたい」「指導に自信を持ちたい」と考えているなら、ぜひ参考にしてくださいね。一緒により良いチーム作りを目指していきましょう!

中堅保育士の役割とは?

保育士として経験を積み、後輩を指導する立場になった皆さん、日々の業務の中でこんなことを感じたことはありませんか?


「先輩に相談しつつ、後輩の面倒も見るって、けっこう大変!」


中堅保育士は、職場において非常に重要なポジションを担っています。先輩から受け継いだ知識や経験を活かし、後輩に伝えるだけでなく、職場全体の雰囲気を整える役割も求められるからです。

では、中堅保育士が果たすべき役割を具体的に見ていきましょう。

 

中堅保育士が果たすべき役割

中堅保育士さんが、園内においてどのような役割を果たす必要があるのか、というポイントを3つ挙げてみました。

先輩と後輩をつなぐ橋渡し役になる

後輩の良いお手本となる

職場全体の雰囲気を整える

 では、具体的にその内容について掘り下げてきましょう!

 

先輩と後輩をつなぐ橋渡し役になる

中堅保育士は、職場の「つなぎ役」として重要なポジションです。

先輩が築いてきた保育のやり方や文化を後輩に伝えるとともに、後輩の意見や悩みを先輩に共有しやすい環境を作ることが求められます。


例えば、行事の準備中に先輩と後輩の間で意見が噛み合わない場合、中堅保育士が間に立ち、両者が納得できる方向性を見出すのが理想的です。

mozせんせい
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「橋渡し役」は一見地味に思えますが、チーム全体の動きを滑らかにする超重要な役割!

困ったときは「みんなの意見を少し整理してみましょうか」と提案してみましょう!

後輩の良いお手本となる

後輩は、先輩保育士の姿をよく見ています。

中堅保育士として、日々の仕事の取り組み方や保育に対する姿勢を見せることは、後輩の学びにつながります。

例えば、

「忙しいときでも子どもに優しく声をかける」
「時間管理をしっかりして準備を怠らない」

など、後輩が「こうありたい」と思える姿勢を示すことで、自然と良い影響を与えることができます。 

 

職場全体の雰囲気を整える

中堅保育士は、チームの中核として、職場の雰囲気にも気を配る必要があります。

ポジティブな言葉を意識して使ったり、困っている後輩にさりげなく声をかけたりするだけで、職場全体が明るくなりますよね。

 

例えば、後輩が悩んでいる様子を見たときに「困っていること、あるかな?」と声をかけるだけでも、安心感を与えられます。その積み重ねが信頼関係を築き、働きやすい職場を作る基盤となります。

 

mozせんせい
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「雰囲気を整える」と難しく考えなくて大丈夫!

小さな笑顔や「ありがとう」という言葉だけでも、職場の雰囲気が和らぎます。毎日ちょっとずつ心がけてみましょう!

 

肯定語が後輩保育士に与える効果

 

後輩に「いつも頑張ってるね!」「ありがとう、助かるよ」と声をかけたとき、相手の表情がパッと明るくなった経験はありませんか?


実は、このような肯定語は後輩のやる気を引き出すだけでなく、自己肯定感を高め、ストレスを軽減する力を持っています

 

中堅保育士として、後輩の成長を支えながら職場全体の雰囲気を良くするために、肯定語がどのように役立つのかを見ていきましょう。

  • 自己肯定感を高める
  • やる気とチャレンジ精神を引き出す
  • ストレス軽減と職場定着率向上に寄与する

 

自己肯定感を高める

肯定語は、後輩に「自分は認められている」「価値のある存在だ」と感じさせます。特に、保育現場では経験が浅い後輩が「自分にできるかな?」と不安を抱えがちです。

この不安を和らげるためには、「その工夫、素晴らしいね!」「すごく助かったよ」と具体的に伝えることが効果的です。

心理学者フレデリクソンの拡張-構築理論によると、ポジティブな感情は人間の視野を拡大し、創造性や柔軟性を促進することが明らかになっています。

言い換えれば、肯定的な言葉で後輩を励ますことで、彼らの業務に対する積極性や新しいアイデアが自然と湧き出るようになるのです。

mozせんせい
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「肯定語を使うとき、ただ褒めるだけでなく、その理由を添えるともっと効果的!

例えば、『その工夫素晴らしいね!○○ちゃんが安心していたよ』と具体的に伝えてみてください!

 

やる気とチャレンジ精神を引き出す

後輩は、肯定されることで「もっと頑張りたい!」と感じるものです。

たとえば、「〇〇さんに任せて正解だったよ」「安心してお願いできる」と言われたら、「次も期待に応えたい」と思いませんか?

肯定語には、後輩が成功体験を重ねるサポートをする力があります。保育現場では、新しい仕事や子どもへの対応に挑戦する機会が多いですが、その一歩を後押しするのが中堅保育士の役割。

失敗してもフォローがあると思えれば、後輩は安心して取り組めます。 

ストレス軽減と職場定着率向上に寄与する

保育士の仕事はやりがいがある反面、ストレスも多いですよね。

後輩にとって、職場で「自分が認められている」と感じられる環境は、ストレス軽減に大きく寄与します。

 
さらに、こうした安心感が職場定着率の向上にもつながります。ある研究では、ポジティブなフィードバックを受ける従業員は離職率が低いことが示されています。

つまり、肯定語の活用は、個人の成長だけでなく、職場全体の安定にも効果的なのです。

 

mozせんせい
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「職場全体を良くするのって、大きな課題に感じるかもしれませんが、小さな声かけから始められます。

たとえば『お疲れさま、今日もありがとう』だけでも十分なんです。

 

シーン別で使える肯定語の具体例

保育現場での声かけは、後輩との関係を築く大切な手段です。「どんなタイミングで、どんな言葉をかければいいんだろう?」と迷うこともありますよね。

ここでは、日常業務や行事中、失敗時のフォローなど具体的なシーンごとに使える肯定語を紹介します。

中堅保育士が果たすべき役割

  • 日常の業務で後輩の努力を認める
  • 行事や特別な業務で感謝を伝える
  • 失敗をフォローし、学びに変える言葉をかける

 

日常業務での声かけ例

後輩が日々の業務をこなす中で、さりげなく努力を認める声かけがやる気につながります。

 

具体例
  • 「いつも丁寧に仕事してくれてありがとう!」
  • 「子どもたちが安心しているのがわかるよ!」
  • 「〇〇さんが気を配ってくれるから助かってるよ!」

日常業務は後輩にとって「当たり前」の作業に思えることが多いですが、そこに肯定語を添えることで「見てもらえている」「認められている」と感じられます。この認識が後輩の自己肯定感を高め、次へのモチベーションになるんです。

mozせんせい
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毎日同じような言葉だとマンネリ化もしますよね。

そこは先輩先生としての観察力を生かして、その日の具体的な行動に焦点を当てた声かけをしてみましょう!

 

行事や特別な業務での声かけ例

保育行事やイベントの準備は忙しく、後輩も緊張感を抱えがち。

そんなときには感謝や励ましの言葉が効果的です。

 

具体例
  • 「〇〇さんの工夫のおかげでスムーズに進んでるね!」
  • 「本当に助かりました!ありがとう!」
  • 「これ、〇〇さんのアイデアだったんだね。素晴らしいよ!」

行事の準備や進行には多くのエネルギーが必要です。

後輩が感じている「自分はちゃんとできているのかな?」という不安を取り除き、自信を持たせる声かけが、次の挑戦への原動力になります。

 

後輩が失敗したときのフォローの言葉

失敗は誰にでもあります。後輩にとっては「怒られるかも」と不安になる瞬間だからこそ、フォローが大切です。

具体例
  • 「失敗から学べるのは素晴らしいことだよ!」
  • 「この経験が次に役立つよ!一緒に考えてみよう!」
  • 「〇〇さんが挑戦してくれたこと自体、すごく価値があるよ。」

 

失敗に対して過度に責めるのではなく、成長の糧としてポジティブに受け止められるような言葉かけが重要です。

先ほど少し紹介した心理学者「フレデリクソンの拡張-構築理論」でも、ポジティブな感情が創造性や柔軟性を生むことが証明されています。

失敗を肯定的に捉える環境は、職場全体の風通しも良くしますね。

mozせんせい
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フォローするときは、まず後輩の気持ちに共感するのがポイント!

『悔しかったよね』と一言添えるだけでも、後輩の気持ちが楽になりますよ。

後輩保育士との信頼関係を築くための3つのポイント

保育の現場では、後輩保育士との信頼関係が仕事の質にも大きな影響を与えます。でも、「どう声をかければ良いか分からない」と感じることもありますよね?ここでは、中堅保育士として押さえておきたい信頼関係を築く3つのポイントをご紹介します。

  1. 努力を見逃さない:日々の頑張りを観察して声をかける
  2. 目標を共有する:目標や課題を一緒に考える
  3. 成長を喜ぶ:できるようになったことを積極的に伝える

①努力を見逃さない:日々の頑張りを観察して声をかける

後輩保育士が頑張っている姿を見つけて、すかさず声をかけることは信頼関係の基本です。

「細かいところまで見てくれている」と感じてもらえるだけで、安心感ややる気につながります。

例文

  • 「今日も子どもたちの様子に気を配ってくれてありがとう!」
  • 「準備がスムーズだったね、助かりました!」

 

観察して褒める行為は、後輩が「ちゃんと見てもらえている」という感覚を持つきっかけに。ポジティブな言葉は自己効力感を高める効果があり、これが仕事への意欲向上につながります。

mozせんせい
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「気づいたらすぐ声をかけるのが大事だよ!ちょっとした努力でも、後回しにするとタイミングを逃しちゃうからね。」

②目標を共有する:目標や課題を一緒に考える

後輩の目標や課題を共有し、一緒に考える姿勢を示すことで、信頼感が深まります。単に指示するのではなく、対等な立場で意見を聞くことがポイントです。

例文

  • 「今、〇〇が課題になっているみたいだけど、どう感じてる?」
  • 「次はこういう目標を一緒に目指してみない?」

 

目標を共有することで、後輩は「一人ではない」と感じやすくなります。

特に初めての業務に挑戦する後輩にとって、先輩と同じ方向を向いているという安心感はモチベーションの源になります。また、目標の達成過程を一緒に喜べる関係が、より深い信頼につながります。

 

mozせんせい
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後輩の目標を聞くときは、まずは否定せずに共感してみましょう!『そう思ってたんだね』と言うだけで気持ちが伝わります!

 

③成長を喜ぶ:できるようになったことを積極的に伝える

後輩ができるようになったことを褒めるのは、信頼関係を築くうえで欠かせません。小さな成長でも「成長を喜んでくれる人がいる」と感じてもらうことが重要です。

例文

  • 「前よりも子どもたちとの接し方がすごく自然になったね!」
  • 「この間の行事、〇〇さんの進行でスムーズにいったよ!」

 

成長を言葉にして伝えることで、後輩の自己肯定感を育むことができます。ポジティブな感情は新しい行動や挑戦を促進する効果があるとされているので、是非試してみましょう!

mozせんせい
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「成長を伝えるときは、『具体的に』『タイムリーに』がコツ!どの部分がどう良かったのかを伝えると、もっと響くよ。」

肯定語一覧

最後に「中堅保育士が後輩保育士に向けて使うと良い肯定語」を一覧にしました。

場面肯定語の例効果・意図
日常業務での声かけ「ありがとう、助かるよ!」感謝を伝え、貢献を認める
「頼りにしてるよ!」信頼感を伝える
「落ち着いて対応できてるね!」日常の業務スキルを評価
「いつも気配りが素晴らしいね」日々の努力を認める
「〇〇さんがいると安心するよ」存在価値を感じてもらう
行事や特別な業務での声かけ「〇〇さんのおかげで準備がスムーズだったね」役割を認め、貢献を評価
「あの工夫、さすがだね!」独自のアイディアや工夫を評価
「みんなを引っ張ってくれてありがとう」リーダーシップを認める
「〇〇さんがいないとできなかったよ」必要な存在であることを伝える
「本当に助かったよ!」素直な感謝を伝える
失敗や困難な場面でのフォロー「大丈夫、みんな経験することだよ」共感し、不安を和らげる
「次はきっと上手くいくよ!」挑戦意欲を高める
「その挑戦、すごいと思う!」失敗よりも挑戦を評価
「今の経験、きっと次に生きるよ」学びの機会と捉えられるよう促す
「一緒に考えよう!」寄り添いの姿勢を示し、不安を軽減する
業務終了後や感謝の場面「今日は本当にお疲れ様!」日々の頑張りに対する労い
「〇〇さんの成長を感じたよ!」成長を実感できる声かけ
「いつも支えてくれてありがとう!」持続的な努力への感謝
「一緒に働けて嬉しいです」チームの一員であることを認める
「これからも頼りにしてるよ!」継続的な信頼と期待を伝える

 

mozせんせい
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この表を活用し、後輩保育士のやる気や安心感を引き出しながら、信頼関係を築いてくださいね!

肯定語が職場全体に与えるプラスの影響

最後になりますが、中堅保育士が肯定語を積極的に使うと、職場全体にどのような変化が起きるのか理解していただけたでしょうか?

注目したいのは、肯定語には「場の空気を明るくする力」があるということです。後輩保育士が「頑張りを見てもらえた」「成長を認めてもらえた」と感じると、自信とやる気が生まれます。

また、職場で肯定語が飛び交うと、自然と他の保育士もポジティブな言葉を意識するようになり、チーム全体の雰囲気が良くなります。ポジティブな空気は、子どもたちへの関わりにも影響し、園全体が明るくなっていくでしょう。

肯定語がもたらす具体的な効果まとめ

 

後輩の自信とやる気がアップ
肯定語で努力を認められると、「もっと頑張りたい!」という気持ちが湧く

職場の人間関係が改善
肯定語は「信頼」を表現する手段。信頼が育まれると、自然と相談しやすい環境が生まれる。

チーム全体が活気づく
ポジティブな声かけは連鎖する。一人が肯定語を使うと、他の人も自然と取り入れるようになり、活気ある職場が実現。

 

mozせんせい
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肯定語は魔法のような力を持っています!

後輩だけではなくて、周りの同僚や先輩にも影響を与えるため、まずは自分から始めてみましょう。

肯定語を使う中堅保育士を目指そう!
あなたの一言が、後輩の未来や職場の雰囲気を大きく変えるかもしれません。「肯定語なんて恥ずかしい」と思わず、ぜひ取り入れてみてください。一歩踏み出して、職場全体にポジティブな波を広げてみましょう!

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